イエメン人道支援の「5日間停戦」

サヤ

2015年07月27日 12:21

 イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」に対する空爆を続けてきたサウジアラビア主導の連合軍は、人道支援活動のための5日間の停戦を宣言しましたが、「フーシ派」は停戦の受け入れを保留しているとされ情勢は不透明です。

 サウジアラビア主導の連合軍は、25日、日本時間の27日午前6時から5日間、人道支援目的の停戦を行うと発表しました。ただし、対立するイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」が軍事的な行動を起こした場合は、停戦は中止するとしています。

 国連によると、現在イエメン国内の8割の人々が支援を必要としているということです。しかし、ロイター通信によると、「フーシ派」は国連から公式に知らされるまで、停戦を受け入れるかの判断を保留するとしています。

 内戦状態のイエメンをめぐっては、国連が今月11日からの停戦を呼びかけましたが双方が戦闘を続け実現しませんでした。