2015年07月16日
とてつもなく高くなっていたガウディ建築物の入場料

ちょいと僕のバルセロナ経験を持ちだしてみたい。初めてここを訪れたのは1991年。そして昨年暮れ(2014年12月)、久しぶりに同地を訪れたのだが、バルセロナはもはや「世界遺産成金」みたいな状況だった。スペインの他の都市に比べてメチャクチャに観光客が多く、物価もバカ高。ここはスペインではなく「バルセロナ」(あるいはカタルーニャ)という国のようにすら思えたほど(もはやヨーロッパで最も集客力のある都市第三位らしい。年間観光客は2700万)。
91年、ガウディの建築物を見て回った時のこと。それぞれの入館料はサグラダファミリア=250pts、グエル邸=100pts、バトリョ邸=非公開、グエル公園=無料、カサミラ=無料、そしてコロニア・グエル教会=無料。なので、これら入場料を合計すると350pts、およそ500円くらいだった。ところが、今回はこれとは全く違う。全てが有料化、高額化している。支払った入場料の総額は€80程度、つまり1万円強。およそ二十倍ほどの高騰だ。
にもかかわらず、どの建物も観光客で91年時よりはるかにごった返している。以前は非公開だったバトリョ邸(1階と2階の一部だけが見学可能だった)までもが公開に踏み切るとともに、全館を見学可能になり、なおかつAR付ガイドの貸し出しまで。カサミラは最上階のすぐ下、つまりペントハウスに、フロア全体を使った展示室が設けられていた。最も有名なサグラダファミリアに至っては、すでに大聖堂が出来上がっていた。塔ノ上にあがるにはエレベーターだが別料金。にもかかわらず長蛇の列が出来ており、入場に関してもネット予約が便利という始末。もちろんどの施設も日本語音声ガイドの貸し出しが受けられるという「痒いところに手が届く」仕様(グエル公園を除く)。
Posted by サヤ at
17:21
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